2020年 決勝トーナメント準決勝 慶應バイソン戦

バッカス、ダックスと頂上決戦へ
2020年12月13日 @駒沢第二球技場

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應バイソン
早稲田バッカス 14 17 38

【STATS】
2年連続で駒二のフィールドに立ったバッカス。総合力の違いを見せて、慶應バイソンを下した。3試合目のスターターQB藤森(2年)が要所でパスを決め、試合の主導権を渡す事なく、3Q終了時にバイソンの棄権により決勝進出を決めた。オフェンスでは、ラン攻撃に課題を残し、ディフェンスもパスディフェンスの問題点を露呈し、2Qをバイソンに支配された。
いよいよ決勝。しかも相手は慶應ダックス。問題点を修正し、悔いのない準備で決勝で力を出し切ってほしい。


バッカス、自陣40ヤードから攻撃開始。最初のシリーズは3アンドアウト。バイソンの自陣11ヤードからの攻撃はランを完璧に抑えるが、3rdダウンロングから右フラットへのパスを決められダウンを更新。ディフェンスの課題がファーストシリーズで顕著になった。バイソンのパントで敵陣46ヤードからのセカンドシリーズ。RB益山(4年)の2度のランでダウンを更新する。キープレーの筆致をWR宮川(4年)にヒットしたQB藤森は、次のスナップキャッチミスを取り戻すべく、ポストパターンでDBを振り切ったWR荒木(4年)へ先制の35ヤードTDパス(キックG 7-0)。
次のバイソンのシリーズではディフェンスがビッグプレー。オプションピッチのミスを逃さずLB中尾(4年)がプレッシャーをかけDL太田(4年)がピック。敵陣18ヤードの好機。3rdダウン7。藤森から再び荒木へのポストでゴール前2ヤードへ。RB益山が中央をつきセカンドエフォートでエンドゾーンへ(キックG 14-0)。

しかし、ここからはバイソンのオフェンスの流れに。要所でフラットゾーンのパスを決めダウンの更新を重ね、バッカス陣18ヤードまで前進。嫌な流れを断ち切ったのはRB兼任LB髙橋大地(3年)。フラットゾーンへのパスに反応して、インターセプト。快速を飛ばしてそのまま85ヤードを走り切ってTD(キックG 21-0)。2Q中盤、バッカスディフェンスは、DTに奥野(4年)、太田を入れ、DEに福本(2年)、寺島(1年)。LB陣に主将髙橋弘大(3年)、西野(4年)、松林(4年)、飯野(3年)、髙橋大地を中心にローテーション。奥野が素晴らしい動きを連発してLOSを支配した。
試合が動いたのは、自陣45ヤード付近からのバッカスの攻撃。2ndダウンロングから、QB藤森のWR倉田(4年)へのスラントを、バイソンLBがインターセプト。前半残り1分23秒、バッカス陣35ヤードで攻撃権はバイソンへ。スクリーンで大きくゲインを許し、バッカス陣15ヤードで1ダウン。2ダウン8から、左のポストパターンを決められTD(キックG 21-7)。終了間際の失点で前半を終了した。

後半開始のバイソンのオフェンスは3アンドアウト。奥野がLOSを割るプレーを再三見せる。バッカスオフェンスは、自陣49ヤードから。藤森がWR荒木に2度、パスをヒットしゴール前に迫るも4thダウン。冷静にK杉本(3年)がFGを決め、24-7とリードを拡げた。
後半のバッカスディフェンスは、バイソンを圧倒。南方(1年)、寺島の1年生DEコンビが躍動。南方のQBサックで大きくロス。自陣深くからのバイソンのパントは、ディフェンスのプレッシャーがかかり、ミスパント。バイソン陣16ヤードから、バッカスの攻撃。3rdダウンで藤森がWR荒木にパスをヒット。WR倉田の笛が鳴るまでのブロックでTDと思われたががホールディングの反則。しかし、次のプレーのハードカウントでバイソンのオフサイドを誘った後、益山が右オープンへ展開してエンドゾーンへ(キックG 31-7)。RT菊池(3年)、WR荒木、WR倉田の好ブロックが光った。

バイソンのオフェンスは自陣35ヤードから。3アンド8で、LBゾーンの後ろに投げられたパスはSF棚橋(4年)がしっかりとインターセプト。自陣48ヤードからバッカスオフェンスとなる。RBのポジションの奥野がパワフルランを連発する。RT新田(4年)がプルインで力強いリードブロック。8ヤードゲインに続くランで敵陣35ヤードまでボールを進めた。3アンド10。藤森はこの日のホットラインとなった、WR荒木へのアウトパターンのパス。ランアフターキャッチで、敵陣11ヤードまで前進。最後もポストパターンのカバーを見切った藤森から荒木へのTDパス(キックG 38-7)。

このプレーの後、バイソンより棄権の申し入れがあり、試合終了。今季、複数ポジションとローテーションを採用。多くのラインが両面でプレー。混乱を最小限に抑えている、サイドラインマネージメントを評価したい。決勝。しかも相手は慶應ダックス。4年生にとってはバッカスのユニフォームでの最後の試合。クリーンに激しく、卒業後も長く語り合える試合を期待したい。


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