3年ぶりの開催となった慶應ダックスとの春の定期戦早慶ボウルは、5月3日晴天の富士通スタジアム川崎で行われた。
両チームとも今シーズン初戦であり調整不足が目立ったが、地力で勝る慶應ダックスが0-23で勝利し、対戦成績を早稲田バッカス15勝、慶應ダックス29勝、2引き分けとした。
初試合ながらも攻守蹴に活躍 #41雑賀
ファーストプレーのフリーフリッカーからパスでバッカス陣に入ったダックスだったが、主将LB齋藤(3年)が率いるバッカスディフェンスが守り切る。QBスターバード(3年)が先発するオフェンスは新スタートのRB雑賀(2年)が好走するが反則でシリーズが続かない。次のシリーズ、ダックスのTDパスが反則で帳消しとなりほっとしたのもつかの間、やり直しの3ダウンロング、ダックスQBがエンドゾーン内のレシーバーにTDパスをヒットし失点(キックG 0-7)。
前半最後、ダックスは自陣深くからパスで前進。バッカスゴール前24ヤードの3ダウン、ミドルパスをキャッチしたダックスレシーバーをタックルすることができずエンドゾーンに駆け込まれて追加点(キックNG 0-13)。


バッカス後半最初のシリーズ、パスを受けた齋藤がファンブル。微妙な判定であったが不用意なプレーであった。このチャンスをダックスはFG成功で追加点(0-16)。4Q最初のプレーでRBがロングラン、ゴール前6ヤードから4回の攻撃で得点(0-23)。
続くダックスのキックオフ、ボールをキャッチした柴崎(2年)がサイドライン際を快走、ゴール前9ヤードまで攻め込むが、QBサックとファンブルで水の泡、LB唐津(4年)のパントブロックで再びゴール前に迫るが、パスのタイミングが合わずこのチャンスも活かせない。LB齋藤のインターセプトで得た最後の攻撃もダックス陣に入ったところでインターセプトされ万事休す。0-23でタイムアップ。攻守蹴で活躍した雑賀(2年)が敢闘賞を受賞した。

キックリターンで快走 #4柴崎

試合を通してラッシュの圧力をかけ続けたDL #72南方
