2021 KCFF トーナメント三回戦 早稲田レブルス戦

バッカス、オフェンス自滅で破れる
2021年12月19日 @駒沢第二球技場

1Q2Q3Q4Q
早稲田レブルス1417
早稲田バッカス

 

【STATS】
早稲田ダービーとなった3位決定戦。今季特別ルールのOB参加枠をXリーグプレーヤーを含む6名加えたレブルス。バッカスは学生のみで対戦。ディフェンスはレブルスオフェンスを完璧に抑えたが、パスオフェンスを徹底して潰しにきたレブルスディフェンスにオフェンスが対応できずに、6インターセプト、2リターンTDを奪われる。さらに反則による罰退も50ヤード超となり、完敗。最終戦、悔しい結果となったが、敗因分析が大事。これだけミスが出れば負ける、ではなく更なる分析が来季につながる。2年連続のコロナ禍の中、チームを運営した現役諸君には勝敗を超えた賛辞を贈りたい。

FGブロック成功のディフェンス陣 ナイスブロックの #72南方(2年) 写真は中野(’88卒)、小野(15卒)


バッカスのリターンで自陣35ヤードからのファーストシリーズ。RB高橋大地(4年)のランを連続してダウンを更新。レブルスには、シングルサイドのレシーバーに対して、前と後ろに2人のDBとOLBをカバーに割き、パスオフェンスを徹底してマーク。LOS付近は5人のディフェンダーで、過半数をOB起用。ダウン更新後の攻撃。今季の戦いのパターンのショートパス、バブルスクリーンを止められ、パント。この試合のシナリオポイントとなる立ち上がりとなった。レブルスのファーストシリーズは自陣25ヤード付近から。ファーストプレーのランをライン戦で圧倒し、DE南方(2年)がロスタックル。続くパスとQBキープをシャットアウトしてディフェンスは順調な立ち上がり。

この試合でもナイスリターンを続ける #11杉本

相手OLを圧倒する #57寺島 #53飯野

攻守にわたりラインズとして活躍を見せる #70柏倉

続くバッカスのシリーズ。数的有利な欄が、ラインとRBのタイミングが合わずに大きなゲインができずにパント。レブルスのオフェンスに何もさせずに迎えた次のバッカスオフェンスで試合の転機。ショートパスを通した2ndダウン7。シングルサイドへの藤森(3年)のパスは、WR岡田(4年)が奥へ行ったのに対し、5ヤードのパス。レブルスがインターセプトし、辛うじてバッカス陣25ヤード付近でタックル。ディフェンスは4thダウンまでノーゲインに抑えたが、レブルスが値千金のFGを決める。この3点が最後まで大きな重荷となった。リターン後のシリーズ。2プレー目のRB高橋大地のファンブルで攻撃権を失う。ディフェンスは、LB唐津(3年)を中心として鋭い出足でオフェンスを止め、FG失敗へ追い込む。しかし、自陣20ヤードからの2ndダウン。プレッシャーを受けながらの藤森のパスは力なく浮いて2度目のインターセプト。自陣19ヤードからの苦しいディフェンス。ファーストプレーでQBキープで大きくゲインされ、5ヤード付近。ここから唐津、高橋弘大(4年)が素晴らしいタックルを見せ粘る。執念でFG失敗に追い込み、後半への期待を繋いだ。

粘り強いディフェンスでチームを支える #80唐津

苦しい試合となった #18藤森

立ち上がりのレブルスの攻撃を完封してのオフェンス。QBを吉澤(4年)に代えてスタート。パスでダウンを更新して敵陣に入るも反則で大きく後退し、パント。その後もパスディフェンス偏重のレブルスディフェンスに対してランではなく、パスで攻めるが、トリップスサイドのスクリーンブロックの淡白さ、反則でリズムに乗れない。3Q終盤、レブルスのナイスパントにバッカスのパーソナルファウルで、自陣25ヤードからの苦しいディフエンス。ここをFG失敗に追い込み、膠着したまま4Qに。自陣25ヤードからのオフェンスはホールディングの罰退。2ndダウンの吉澤のアウトパターンをDBにインターセプトされTD。(0−10)。

相手OLを圧倒し、ゲインを許さない #77福本

相手キッカーにプレッシャーをかけるディフェンス陣

QBを藤森に戻してのシリーズ。ランで打開を狙うが、ダウン更新後のQBサックで3rdロングに追い込まれる。ディフェンスは、ノーゲインに抑えてオフェンスの奮起を待つ。しかし、次のシリーズで、プレッシャーにやや浮いた藤森のパスがインターセプト。そのままエンドゾーンへ運ばれ、万事休す。速報値でレブルスオフェンスを前半35ヤード、後半マイナス10ヤードに抑えたディフェンスに報いることができなかった。

OL陣 #83中川 #60菊池 #54長岡

戦況を見守るMGR

来季以降も挑戦は続く。あくまでも安全に、楽しく、頭を使って。ただし、フットボールは格闘技。当たり勝てなければ心が折れる。ダックス戦を含めて、腰の引けているブロック、タックルが散見されたのは課題。最後に特別な2年間を支えてくれた4年生に感謝!

相手QBにプレッシャーをかけ続けるDL陣

ナイスタックルで最後まで意地を見せる #4高橋弘大 #72南方

MGR & ボールパーソンとしてチームを支えた 大槻(4年)


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