4連勝で駒沢へ。慶應ダックスとブロック全勝対決へ。
2024年10月27日 @慶應義塾大学矢上グラウンド
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | R | |
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早稲田バッカス | 3 | 14 | 0 | 7 | 24 |
日大生物資源ブルータス・経済キャバリアーズ(合同) | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
【STATS】
勝てば関東選手権出場が決まる一戦。相手は好QBを擁する一昨年に苦杯を喫した日大生物資源と経済の合同チーム。緊張感のあるスタートからディフェンスは完全にフィールドをコントロールする仕上がりで試合に安定感をもたらした。一方、オフェンスは3TDを挙げたがランプレーに課題を残した。さらに二桁にせまる反則数で100ヤード近い罰退。節目の試合での勝利は素晴らしかったが、何かすっくりと喜べない試合後。このままのオフェンスでトップ2に挑めるか。奮起を期待したい。
バッカスのキックオフで試合開始。日大のファーストシリーズは自陣16ヤード付近からスタート。パス主体の攻撃を組み立てる日大に対し、いきなりDL渡辺(3年)がQBサックを決め、3アンドアウトに追い込む。バッカスは日大陣40ヤード付近から攻撃開始。QBグレイナー(3年)がランプレー主体で進め、RB近藤(2年)のランと自身のキープでダウンを更新する。しかし、日大DEのスピードに対しランプレーの展開が遅れ、思うようにゲインできない。さらにホールディングやフォルススタートの反則で後退し、パントを余儀なくされる。
続く日大のオフェンスは日大陣25ヤードからスタート。3rdダウンでのパスをSF中村(4年)がナイスカットし、攻撃権がバッカスへ。日大陣40ヤードからのセカンドシリーズでは、RB並木(2年)のランやフェイクからのQBキープで前進。しかし、ランのスピードが今一つでRBの姿勢が高く、ゲインが伸び悩む。それでも3rdダウンのパスをWR岡(2年)が好捕し、日大陣29ヤードまで進む。ここからランとパスを交えながら前進し、WR梶川(4年)のランアフターキャッチで日大陣19ヤードでダウン更新。パスでゲインするものの反則が響き、ダウン更新できずFGトライ。K雑賀(4年)がキックを成功させ、3-0と先制。
バッカスディフェンスは日大のパス主体の攻撃をコントロールし、ランプレーを封じる。日大のパント時、バッカスのパントリカバーチームがビッグプレーを見せ、ファンブルフォースから寺下(4年)がリカバーし、日大陣28ヤードから攻撃権を得る。短いパスをつなぎ、RB近藤(2年)が縦に突っ込むランを2度成功させ、ゴール前2ヤードへ。ここでCキム(3年)を中心にOLが一体となり、QBグレイナーのスニークでTD(キック成功、10-0)。バッカスディフェンスは日大のパス攻撃に対し、DB遠藤(3年)、梶川(4年)、SF中村、渡邊(4年)らが素早い反応を見せ、パス成功こそ許すが、大きなゲインは与えない。
前半終了間際、日大のギャンブルを押さえ、残り1分46秒で日大陣35ヤードからバッカスの攻撃。WR東野(3年)へのフラットパスが決まり、続くプレーで東野がスピンムーブでディフェンダーをかわし、そのままエンドゾーンへ。キックも成功し、17-0で前半終了。
後半は日大のキックで再開。バッカス陣25ヤードから攻撃を開始し、グレイナーからサイドライン沿いを駆け上がるWR小林(2年)へのパスがヒットし、日大陣29ヤードへ。しかし、ホールディングの反則や精度を欠いたプレーが続き、FGトライも雑賀のキックが横に外れる。日大はWRへのホットラインでダウンを更新するが、バッカスディフェンスが大きなゲインを許さず守り切る。日大のパント時、Pが膝をつくミスがあり、バッカスは日大陣45ヤードから攻撃権を得る。しかし、攻撃は振るわず、パスを投げられずに中央へのQBスクランブル、遅いアウトサイドゾーンのランプレーで反対サイドのDEにタックル、3rdダウンロングのパス失敗と続き、攻撃権は再び日大へ。
日大は4thダウンギャンブルを成功させるも、バッカスディフェンスが試合をコントロール。日大のパント後、バッカスは自陣6ヤードからの厳しいフィールドポジションで攻撃を開始。3rdダウンロングでのパスが日大のインターフェアとなり、レッドゾーンを脱出。ここからようやくランプレーが機能し、OG佐藤(3年)によるDEへの仰転プルアウトブロックなどで日大陣12ヤードへ前進。最後はRB近藤(2年)の低く力強いランでTD(キック成功、24-0)。
日大は意地を見せ、WRへの絶妙なタイミングのパスが決まりTD。2ポイントコンバージョンを狙うも、バッカスディフェンスがカット。最終スコア24-6でバッカスの勝利となった。