2024年 秋季リーグ戦 vs 日大理工サイテック

秋シーズン初戦をバッカス勝利。
2024年9月15日 @日本大学船橋グラウンド


1Q2Q3Q4Q
早稲田バッカス1377027
日大理工サイテック00606

 

【STATS】

シーズン初戦を勝利も課題あり。今後の修正に期待。


強風の中、バッカスのキックオフで試合開始。#41雑賀(4年)のキックは飛距離十分で日大理工サイテックのファーストシリーズは自陣17ヤード付近から。このシリーズを3アンドアウトに追い込んだバッカスは敵陣35ヤード付近から攻撃開始。ファーストプレーで#31RB近藤(2年)が持ち味のスピードに乗ったカットから一気にエンドゾーンへ駆け抜けてファーストプレーTD。PATはスナップが乱れ6-0。
日大の攻撃は自陣21ヤード付近から。相手QBの投じたパスをSF#8中村(4年)がインターセプトし日大陣35ヤード付近からバッカスの攻撃となる。QB#3グレイナー(3年)はWR#10東野(3年)、#81岡(2年)へのパスでゴール前1ヤードまで迫ると佐藤(2年)にTDパスをヒット(PAT成功)で13-0とリードを拡げた。

日大の攻撃はランが噛み合わず3アンドアウト。自陣30ヤード付近からのバッカス攻撃のシリーズはランでダウンを更新したものの、グレイナーのロングパスはインターセプトされて日大の攻撃に。しかし日大攻撃でも3rdダウンで投じられたパスを今度はバッカスがインターセプトのお返し。
日大陣25ヤード付近からランでダウンを更新し、残り7ヤードからグレイナーから東野へのパスが通りTD(PAT成功)で20-0とした。
日大のシリーズではファーストプレーのファンブルをバッカスが押さえ、さらに追加点のチャンス。QBキープ等で前進するも反則がありFGトライとなったものの失敗。
前半さらにチャンスを作るバッカスだが、スローバックのパスが相手にリカバーされるなど基本的なミスが見られ追加点ならず。ディフェンスは相手のRBをほぼ完璧に押さえて、20-0で前半を終了。

後半、日大陣30ヤード付近からの日大の攻撃では、サイズのあるQBのパスやスクランブルを中心に組み立てる。バッカスディフェンスのQBスクランブルに対するDEのコンテインができていない所を突かれ、LB裏へのパスとのコンビネーションで4度ダウンを更新し、バッカス陣12ヤードへ。ここから、パスからのスクランブル。全くコンテインの出来ていないDEは中にラッシュし、ほぼ無人のサイドを相手QBが駆け上がりTDで20-6(PAT失敗)。
次のバッカスのシリーズは自陣40ヤードから。2ndダウン8から、QBグレイナーからWR東野へのホットラインがつながり1発TDで27-6(PAT成功)。
その後は両チームとも攻撃に決め手を欠き、そのままのスコアで試合終了。

リーグ戦初戦は何が起こるかいつもわからない。とにかく勝利をあげることが全て。その意味ではまずはタスク完了できた。
それを踏まえて今後の試合への課題。メンバーを入れ替えて対処できるようになったが、DEのコンテインという基礎的なことができておらず何度もそこを突かれたこと。今年採用のショットガンからのパスについては、前半は良く機能し、後半も立ち上がりにロングパスで得点できたことは成果。一方、後半の立ち上がり以降は単調なパスプレーを投げ込むケースが多かった。10回投げて2回の成功ではシリーズとして続かず、追加点どころか2度のダウンの更新がやっと。シーズン後半の強いチームとの試合でどう組み立てるかに期待したい。


【PHOTO】